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旧い映画を楽しむ。なでしこの棲家

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≪いそしぎ≫と≪パリのめぐり遭い≫

    ≪いそしぎ≫と≪パリのめぐり遭い≫

   
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≪いそしぎ≫と≪パリのめぐり逢い≫ 7月14日(月)

皆様,先日は私ごとで、お騒がせしてすみませんでした。
また、励ましのお言葉をありがとうございました。

ーーーーーーーーーーーー
今では、不倫の映画と呼ぶのだろうか。
あまり好きな言葉ではない。
もっと情緒のある適当な言葉は無いものか?

傍から見れば確かにそうだろうが、当事者にとっては
恋愛であって、そこには社会的,通俗的な
モラルはないようである。

つまり余計なお世話的な言葉だと思う。

ここに≪いそしぎ≫...エリザベス.テーラー扮する女流画家をヒロインとし、男バートンを挟んで、
その妻をエヴア.マリー.セイントという恋愛ものがある.
ヴインセント.ミネリ監督、音楽はジョニー.マンデル

そして、もう一作、イヴ.モンタンと
アニー.ジェラルドドの妻役。そして恋人の
キャンデイス.バーゲンという配役の恋愛ものがある。
クロード.ルルーシュ監督、音楽はフランシス.レイ

前者は恋人となる女性の側から描いた作品。
後者は夫が恋人を持ったことによる妻との関わりという作品。

まずは≪いそしぎ≫.

はるか、太平洋は一日中波が打ち寄せ、
いそしぎがなく海辺に美しい女流画家(テーラー)が
息子と暮らしている。
息子は9歳。彼女は息子は世間から隔離するかのように、
学校へは行かせずに手許で教育してきた。
俗世間の汚れに染まらないように。

しかし、その子が森に住む子鹿を射殺してしまった為に、
近くにあるミッションスクールに入学させねばならなくなった。

そこで出遭うのがこの学校の校長であるバートン。

彼は敬虔なクリスチャンらしく
妻と静かに暮らしていたが、テーラーの美しさと自由奔放な
生き方に心奪われ、狂ってしまうんですね。
女も男らしい威厳のある彼に惚れてしまう.
そして、超えてはならぬ一線を超えてしまうのです。

ところがなんと、妻に全てを告白してしまう。
そりゃあないでしょうに.侮辱ですよ。
妻の怒りに追われるようにひとりで、
伝道事業に専念する為、この地を去るのです・

女は息子の為に、
バートンに永遠の別れを告げて
このいそしぎのなく海辺に残る覚悟を決める.
ざっとこんな話.

≪パリめぐり逢い≫

パリで一流のニュースキャスターの
モンタンが美しく、優しい妻(アニー.ジェラルド)に
なんの不満もないが、だからと言って、
それだけですむと言えないのが殿方のようである.
だから悲劇が起こる。

モンタンは、こそっと浮気をして、すまして家に帰るのは何てことないという芸当が出来る。

そんな中、アメリカの留学生キャンデイスと知り合い、最初は
軽い浮気心だったのが深みにはまる。

局からのアフリカ取材旅行に同伴し、仕事も恋も楽しい
取材旅行となった.
しかし、パリ空港へ着くと、妻が出迎えていて
キャンデイスは生まれて初めての激しい嫉妬心のようなものが
こみ上げてくる。

妻と一緒に行ったオランダ旅行のなかで思いもかけぬキャンデイスの姿を見つけ宿を抜け出して会い、またホテルへ取って返すという
ことをやってのける。
そ知らぬ顔をしていても妻は見破り、彼女は途中下車をしてどこかへ行ってしまう。
あっけないものだった。
じゃあキャンデイスと...と同棲生活に入ったが、なぜか
心は弾まない。

キャンデイスのほうもただ待つだけの生活に耐えられず、
ひとりニューヨークへ帰る。
そんなある日モンタンがベトナムで
戦死したというニュースを見た.
ショックを受けたが、モンタンは死んではいず、
帰国してきた。

しかしそこにキャンデイスはもういなかった。
妻のほうは見違えるように生き生きとして
南アルプスのホテルで
大勢の男友達に囲まれて踊っていた。
妻ももう彼の手から遠く離れてしまい、
諦めて表へ出ると、
一足先に表へ出た妻が昔のように柔らかな表情で
待っていてくれた。

そうですね.
男の側から描いた身勝手な(一応そうしておきましょう)恋愛。
女の側から描いたクールで、
女よりも母親を選んだ結末の恋愛。

こういうストーリーはいろんなコメントは
避けたいものだで.。、.

皆さんでそれぞれお考えになってくださいませ。

男が勝手とは思わない。恋愛はフイフテイ、フイフテイだろうから
どちらの作品も情緒のある良い作品にし上がっています。
あとはどう感じるだけですが、わたしはむしろ
そういう分析よりもどう演じているかだけでも良いと思います。

恋愛って100組あれば100組違うもので同じものはないのだから、人のことは分かりませんね。で止めておきまする。



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